仕事が忙しかったりすると、中々、自分の練習時間というのが作れません。
特にドラマーの場合は、「楽器を使った家での練習」をしたくても、
それができない場合が多く、スタジオへ行かないと練習できません。
ですからスタジオへ入れる時間が出来ると、つい心は高揚し「あれもしよう」
「これもしよう」と、普段出来ない事を色々とやりたいと思うのですが、
でもいざスタジオに入ってみると、思っていたほどの事ができず、
充実感も得られずという事がよくあります。これはよくありがちな失敗例です。
普段できないドラムを久々に始めるのですから、身体は鈍っています。
そのような状態で、自分の色々とやりたいという思考に当然、身体がついていかないのです。
こうなると「なんだか上手くいかない」という負の思考が出てくるので、
どんどん悪循環となり、有効的な練習ができなくなります。
ですから「あれもこれも」ではなく、「今日はこれだけをやろう」と時間の限り出来る事を、
一つや二つくらいに絞った方が良いです。またなるべく身体が鈍らないように、
普段から家で出来る限りのことをやっておくのも大事です。
スタジオに入っている時間って、おおよそ2時間くらいではないでしょうか。
練習は長くやればいいってもんでもありません。
人間の集中力というのは限られていますから、適度に休憩を入れても
2時間~3時間くらいが妥当のような気がします。
私の場合は仕事の合間でしか入れないので、スタジオは2時間です。
その中でウォーミングアップだけでも30分~1時間かかる場合もあります。
(ウォーミングアップもかなりの練習にはなります)
そして優先順位の高いものを練習しても、残り1時間では足りない事の方が多いです。
でも「足りない」と思うくらいの方が、集中力が高まって良い場合もあります。
バンド練習も楽しいですが、一人でスタジオにこもって練習するのもとても楽しいです。
誰にも気を遣うことなく文句も言われることもなく、ただドラムと向かい合える。
普段のバンド練習ではまずやらない事も、ここでは好きにできるわけです。
せっかくの貴重な時間を無駄にしないためにも、
練習内容は明確にしておいた方が良いです。
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