バンドで演奏する時って、ドラムがカウント出しをするのが一般的です。
ほとんどのジャンルは「ワン、ツゥー、スリー、フォー」と、スティックやハイハットで、
シングルカウントすます。(カウントの時声を出す人と、出さない人がいます。)
これは割と一般的なカウントの方法なのですが、ジャズ屋さんの前でやると
すっげー睨まれて鼻で笑われて、小言まで言われ一気に自信喪失します。
ジャズのカウントの仕方
ジャズのカウントってダブルカウントが主流(基本)です、声出し&スティックカウントで
「ワン、ツゥー、ワン、ツゥー、スリー、フォー」 とやります。
この時初めの「ワンとツゥーの間、次のツゥーとワンの間」「ツゥーとフォー」、
いわゆる2拍4拍にハットを踏む人もいます。
※注:違いがある場合もあります。
あとジャズの世界ではたまに、「トリプルカウント?」する事もあります。
「ワン(234)、ツゥー(234)、ワーン、ツーゥ、ワン、ツー、スリー、フォー」
同じように声出し&スティックカウントです。
これは速い4ビートの曲をやっているバンドで、よく見かけるのですが、
このカウントの取り方が正しいのか、間違っているのかは分かりませんが、
さすがにカウントが長い気がします。
ジャンルによってカウントが違うわけじゃない
このようにジャズとそれ以外のジャンルでは、カウントの出し方が異なるわけですが、
実はこれ間違いなんです。ロックでも本来ダブルカウントなのです。
ゆっくりとした「バラードなどの時はシングルカウント」。
一方「アップテンポの曲などの時はダブルカウント」というのが基本です。
日本はシングルカウントが好き?
ロックだろうとジャズだろうと、ジャンルによって、カウントの仕方が
異なっているわけではないのです。でもなぜだか日本は多くの場合において、
シングルカウントが主流となっています。
どうしてこのようになったのかは分かりません・・・。
ちなみに私もジャズ以外では、ダブルカウントはあまりしてません。
そもそもダブルカウントって、ジャズをやるようになってから知りました。
子供の時やっていた吹奏楽でも、ダブルカウントというのは無かったです。
カウントはずっと「シングルカウント」のみだと思っていました(笑)
上手なカウウントの出し方
シングルだろうとダブルだろうと、上手なカウント出しをする人は、
必ずバックビートを意識してカウント出しをしています。
単調に「ワン、ツー、スリー、フォー」ではなく、
「ワ・ン・ツー・ゥ・スリー・イ、フォー・ォ」という風に、ウラの拍まで
意識できるようなカウント(外国の場合「ワン・and・・・」と間に入れます)や、
2拍・4拍を強調するようなカウントを出します。
2拍・4拍の強調は、ジャズじゃだけじゃなくロックも同じで、アメリカ音楽の基本です。
アメリカ音楽では主に偶数を意識するノリなので、2拍・4拍が強調されるのです。
曲のノリも感じさせるカウント
カウントというのは、単に曲のテンポを出すだけでなく、
その曲の「ノリ」も感じさせなければいけません。
カウント出しを意識することで、バンドの雰囲気もガラッと変わります。
ぜひ研究してみてください♪
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