「ドラムでダイエットは可能なのか」という事について考察します。
答えを先に言いますと、YESでもありNOでもあります。
「なんじゃそりゃ」と思うかもしれませんが、ドラムはジャンルによって、
激しかったり、おとなしかったりするので、脂肪燃焼も大きく異なるのです。
脂肪燃焼が多めのジャンル
脂肪燃焼が多そうなジャンルというと、XjapanのYOSHIKIのような
いわゆるハードロックやメタル系のドラムです。
この手のジャンルはテンポの速い曲が多く、ドラムもツーバスが多く、とにかくハードです。
ですから演奏中も休憩できるような場面があまりなく、体全身の運動量が多いのが特徴です。
またハードロックやメタルは、曲が難しいものが多いので、
相当な集中力も必要としており、エネルギー消費はかなり高いはずです。
そして常にハードなドラムをやる事で、必然的に身体が締まっていくので、
ナイスなボディになる事も夢ではありません。そのかわり身体のケアを
しっかりと行わないと、ケガや故障といった代償を負う事もあります。
一般的な運動で表すと、100メートル走を連続10本くらい、
もしくは短めのフルマラソンのイメージです。
パンク系はどうなのか?
パンク系も力強く激しい音楽ですが、実はドラムはそうでもありません。
もちろん、一概には言えませんけれども・・・。
ただ多くの場合、テンポが速かったりしますが、ハットは4分打ちだったり、
フィルも8分が多かったりと、わりと楽が出来るジャンルです。
一般的な運動で表すと、ドッチボールみたいな感じです。
脂肪燃焼が少なめのジャンル
脂肪燃焼が少なめのジャンルというと、ハードロック・メタル系以外のジャンルとなります。
普通のロック、ポップス、ファンク、ソウル・R&B、ジャズ、ラテン、フュージョン、
演歌などです。これらのドラムを演奏した場合、全く疲れないわけではありませんが、
運動量は、ハードロック・メタル系の比ではありません。
普通のロック、ポップス、演歌
まず普通のロックやポップス系では、曲によってはボチボチ激しいものもありますが、
ドラムの運動量は、ハードロック系と比べ大幅に落ちます。演歌は更に運動量が少なくなります。
ただ歌モノですので、歌に気を使ったりするという別の疲労感はあります。
一般的な運動で表すと、膝を傷めない程度のウォーキング、もしくは散歩です。
ファンク・ソウル・R&B
ファンク、ソウル、R&B系では、基本的には普通のロックやポップスと
同じくらいの運動量となりますが、ファンクはドラムが結構グイグイと来るのもあり、
そういう曲の場合には、中々の運動量と疲労感があります。
それでもハードロック・メタル系のような、全身運動をずっと続けるという
ようなものではないです。むしろヴォーカルのほうが結構、疲れる気がします。
一般的な運動で表すと、たまに自分で負荷をかける筋トレなイメージです。
ジャズ・ラテン・フュージョン
ジャズ、ラテン、フュージョン系はどうでしょう。
このあたりのジャンルになると、おしゃれ感も大事なので、がむしゃらに叩くという
スタイルは好ましくありません。ですので、とにかく無駄な動きをそぎ落とし、
曲線を描くように流動的に、そして繊細かつ時に野獣のように演奏していきます。
イマイチよく分からない感じですが、ソロなどでは自分の限界に挑戦する人もいるので、
そういう場合には運動量も上がると思います。
しかし静かなボサノバやブラシを使うジャズなどの曲では、演歌と同じか
それ以下の運動量になる場合があり、その場合は運動をしているという実感は全くありません。
一般的な運動で表すと、適度な休憩をはさむジョギング的なイメージです。
「ドラムでダイエットが可能なのか」の結論
大まかなジャンルに分けて検証してみましたが、ハードロックやメタル系の場合に限り、
かなりの高い運動量であり、また短期間で痩せる事が出来るのではないか
という結果となりました。実際ジャンルによって、体型が顕著に出ている気がします。
もし痩せる目的でドラムをやりたいという場合には、
ハードロック・メタル系のジャンルで、ツーバスをやる事をおススメします。
※一般的な運動の目安は、あくまで個人的主観です。
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