レギュラーグリップについて考察をしてみました。
ドラムスティックの持ち方には、「マッチドグリップ」と
「レギュラーグリップ」というのがあります。
その2種類の違いとしては、左手のみ持ち方が変わります。
マッチドグリップは、親指と人差し指でスティックを軽く持ちます。
よく見かける一般的な持ち方となります。
それに対してレギュラーグリップは、親指の付け根でスティックを挟んで持ちます。
ジャズ屋さんなんかはほとんどこのレギュラーグリップです。
レギュラーグリップの発祥は?
レギュラーグリップはなぜ、親指の付け根で挟んで持つのかというと、
起源は昔のドラムコーやマーチングの小太鼓にあります。
当時のドラムコーやマーチングで小太鼓を叩いている人は、
片側の肩から小太鼓を下げるスタイルになっており、
その影響でどうしても小太鼓が斜めになっていたんです。
それを叩きやすくするために、レギュラーグリップが生まれたと言われています。
昔のドラマーさんはみんな、マーチング(軍楽隊)の人なので、
レギュラーグリップの人ばかりであり、そのままドラムにも使用していたのです。
レギュラーグリップはデメリットだらけ?
ジャズ屋さんいわく、レギュラーグリップは「音が繊細だ」と言ってますが、
マッチドグリップでも繊細な音は出せるので、それは定かではありません。
マッチドグリップと比べレギュラーグリップは明らかに、
手の構造上、あまりスムーズな動きとは言えないません。
ドラムセットのスネアの高さが低いと、左方が下がり気味になります。
またコントロールするのも難しいといったデメリットもあります。
ですのでドラムセットを叩く上で、総合的な面から見ると、
マッチドグリップの方が良いと思います。
がしかし、神の領域にいるドラマーたちのその多くは、レギュラーグリップです。
そしてデメリットは一切ないと言わんばかりに、ガンガン叩いています。
そんな私も分かっちゃいるが大好きなドラマーたちが、
レギュラーグリップだからという理由で、レギュラーグリップです。
キッカケこそ、「ジャズをやるならレギュラーグリップ」という、風潮に流されたわけですが、
今ではロックだろうが何だろうが、レギュラーグリップです。
次回、もう少し続きます。
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