ラテンリズムの一つに「ソンゴ」というのがあります。
決して韓国語ではありません。
ソンゴ(songo)というリズムは、ラテン音楽に用いられるリズムパターンの一つで、
発祥は70年代キューバのパーカッショニストである「チャン・ギート」という人が、
ソンやルンバなどの様々なラテンのリズムを、合体させて作ったリズムなんだそうです。
これをドラムに応用してさらにカッコよくしていったのが、スティーブ・ガッドや
ヴィニー・カリウタ、オラシオ・エルネグロ・エルナンデス、デイヴ・ウェックル
といったS級ドラマーさん達です。
中でもデイヴウェックルは「やり過ぎだろ!」と思うくらい、
このソンゴをありとあらゆるところで使っています(笑)
もう「ウェックルといえばソンゴ」みたいな感じです。
まぁ本人もきっと、相当好きなんでしょうね。
僕が初めてこのリズムを知ったのは、21歳くらいのときで、
デイヴウェックルのCDを初めて聴いた時でした。
それまで「ラテンはサンバだ!」という、かなりのアホな自分にとって、
大きな衝撃だったことは今でも忘れません。
そしてデイヴウェックルと共に、ソンゴもこよなく好きになりました(笑)
このリズムの特徴はバスドラとベースのリズムが、裏から入って頭をくっていくのですが、
これが非常にカッコ良いんですね。最初の頭をしっかりと入れるパターンもありますが、
全て裏から入るパターンの方が、玄人っぽくていいわけです(笑)
下の動画はデイヴウェックルが、ソロでソンゴパターンを使用しているバージョンです。
自分もソンゴをやっていて思ったのですが、ソンゴのリズムというのは
色々とアレンジがしやすく、ソロとかにも使えるので非常に重宝します。
ちなみにオラシオ・ネグロ・エルナンデスは、ソンゴパターンに
足カウベルでクラーベパターンを入れて、
笑顔いっぱいでドラムを叩くという素晴らしい人です(笑)
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