演歌という日本のオリジナルジャンルを考察してみた

ドラム付録

演歌というと「昭和のおじさん・おばさん専用の音楽」や「仁義な世界の音楽」

「居酒屋でかかる音楽」などに感じるのは、私だけでしょうか(笑)

実際、曲の歌詞も、酒、旅、日本海、恋、涙、雨、雪、北国、任侠などの

キーワードがほとんどで、思いっ切り昭和感が満載です。

 

本日はそんな演歌について考察してみます。

 

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演歌の歴史

演歌は明治時代が始まりで、当時の自由民権運動において

政府批判を歌に託した演説歌の略なんだそうです。

 

それから数十年の時を越え、日本の音楽が歌謡曲という形に変わっていき、

1960年代の半ばに歌謡曲から派生したジャンルとして、現在の演歌が誕生します。

演歌の歴史としてはまだ60年ほどで、それほど古くはないのです。

1960年代当初は、同じ音韻である「艶歌や「怨歌の字も当てられていたようです。

 

演歌は日本人独特の感覚や情念をベースにした歌曲として、

当時の日本の大衆に広く受け容れられ、

流行音楽の一つとしての地位を築いていました。

 

しかし演歌の歌詞は「海・酒・涙・男・女・雨・北国・雪・別れ」など、

地方の情景や男女の切ない情愛、悲恋などを歌ったものが多い一方で、

「任侠」などをテーマにした内容のものも多く、その独自の音楽表現やイメージに、

嫌悪感を示す人も少なくなくありませんでした。

演歌の曲調

演歌の曲調は、日本の民謡などで使われる音階を

「ペンタトニックスケール」に置き換えて用いられる事が多く、

ヨナ抜き音階(4音と7音を抜く)」とも言われています。

 

この音階法を用いて演歌を有名にしたのが、明治から昭和にかけての

作曲家・ギタリストである「古賀政男」さんで、以後「古賀メロディ」と言われ、

演歌独特の音階として定着しています。

 

また演歌の歌い方にも特徴があり、「小節(こぶし)」という独特な歌い方と、

「深いビブラート」を入れるというのが、演歌の歌の基本となっているようです。

演歌のリズム

音楽理論的に演歌の定義はありませんが、

楽曲のほとんどのリズムは「ロック」が基本となっています。

ただ日本人独特の抑揚が「スパイス」として付け加えられているので、

通常のロックとはかなりイメージが違いますが、ベースもスラップが入っていたり、

ギターもかなり歪んだ音色を使っている事があります。

私と演歌

私は20代の頃まで、「演歌」はかなり嫌いでした。

主な理由は年相応からのものがほとんどですが(笑)、

どれを聞いても同じ曲にしか聞こえず、

「つまらない音楽だなぁ」と思っていました。

 

当然、嫌いだから、演歌のドラムをやろうとも思っていませんでしたが、

しかし何のご縁なのか30代に入った頃、ちょっとお手伝いのつもりで参加した

バンドがきっかけとなって、演歌の世界に足を踏み入れる事となります。

 

演歌に足を踏み入れて数年たちますが・・・。

当初、単調で簡単だと思っていた私は、完全に演歌をナメきっていました(-_-;)

実際にやってみるのと聴くのとでは大違いで、とても難しいと実感しています。

 

演歌独特の「タメ」や「強弱」といった表現力が非常に難しく、

リズムも複雑なモノがあったりと、かなりの知識と繊細さが必要です。

レコーディングの際に、とてもお世話になったベースの大御所さんからも、

「演歌はロックだから!」と言われたものの、いわゆる一般的に耳にする

ロックでやろうものなら大失敗します(笑)

実は演歌は嫌いじゃなかった!?

演歌嫌いの私は、「仕事」という形で引き受けて現在に至りますが、

実は「自分は演歌を嫌いではない」という事が分かりました(笑)

初めて演歌を演奏した時、あれほど単調だと思っていた演歌が

とても楽しかったのを覚えています。

 

それはバンドが楽しいというよりも、楽曲そのものに

「叩いていて気持ち良いなぁ」という感覚でした。

もちろん曲によっては、やっぱり苦手なモノもありますが、

10代、20代の頃に感じていた苦手意識は、

自分にそう思い込ませていた気がします。

 

父親が演歌が好きな事もあり、実は小さいころから演歌はよく耳にしており、

また幼少期に亡くなった祖父と、よく軽トラで一緒に出かけていたのですが、

その時にいつも島倉千代子さんの「人生いろいろ」や細川たかしさんの「北酒場」など、

たくさんの演歌が流れていた記憶があり、身近な音楽であった事は間違いありません。

もしかすると私の音楽のルーツは、演歌なのかもしれません(笑)

 

最近は演歌業界も低迷しており大変そうです・・・。他人事ですが(-_-;)

演歌でもいわゆる「ド演歌」と呼ばれるものを避ければ、聴いやすいですよ~。

おススメは新沼謙治さんかな♪

 

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