さて本日は、最近生徒さんに聞かれた「コンパウンドスティッキング」についてです。
コンパウンドスティッキングっていうのは、とっても簡単に言ってしまうと、
シングルストロークとダブルストロークを混ぜ合わせて叩くテクニックであり、
パラディドルの応用みたいなもんで、近年の真新しいテクニックというものではございません。
ただコンパウンドスティッキング協会(そんなもんはありません(笑))によると、
コンパウンドスティッキングというのは、まずシングルストロークの数をアルファベットで、
A=1打、B=2打、C=3打、D=4打、E=5打・・・というように決め、
更にアルファベットの前後のどちらかに数字をくっつけて、
全体の音数を表すように決められています。
もう、何言っているかわからないですね(笑)
例えば「A3」であれば、シングル1打で全体数が3なので、手順は「RLL(LRR)」になります。
「C5」であれば、シングル3打で全体数が5なので、手順は「RLRLL(LRLRR)」となり、
「D6」であれば、シングル4打で全体数が6なので、手順は「RLRLRR(LRLRLL)」。
ここでお気づきかと思いますが、シングルの後は必ずディドルがくっつくという点です。
もうこの時点で単にパラディドルの応用でしかなく、D6なんかはダブルパラディドルです。
さてこのコンパウンド、ガットさんやらウェックルさんやらヴィニーさんやらと、
超人系ドラマーの方たちはみんな普通にやっている定番テクニックですが、
超人系ドラマーの方たちはC5、A3、E7などの単体だけじゃなく、それぞれを合体させて、
叩く場所を変え足を加えて小節をまたいでなど、より複雑なパターンである事が多いです。
超人系への道のりは中々大変ですが、C5はコンパウンドの代名詞ともいえる手順で、
5連符としても使えるし、5拍フレーズとしても使えます。
これだけでもキレイにハマれば、「おおっ!」と思われること間違いなし(笑)
ぜひともチャレンジしてみてください♪
それにしても、一体誰なんでしょう。
コンパウンドスティッキングなんてネーミングをつけたのは。
ネーミングだけならまだしもAは1とかBは2とか、そういう暗号的なのを覚える方が大変・・・。
パラディドルの応用でいいじゃん。
コメント