ドラムスティックはドラムを叩く上で、また自分の思いをドラムに伝えるための
絶対に必要なアイテムであり、安易に妥協できないものです。
でもたくさんの種類があって、特に最初のうちはどれが良いのかと迷います。
ここでは私の経験をもとに考察しています。
スティックにも色々な形や長さ、太さがある
私は小学校の時、吹奏楽で打楽器をやっていたので、その時は学校で支給されていた
YAMAHAのスティックを使っていました。しかしその後、ドラムを習い始めると、
他のスティックも使ってみたくなり、色々と試すようになります。
しかしスティックは、長さや太さ、チップの形、重量など、多種にわたってあり、
小僧の自分にはジャンルによって違ったリ、どれが自分に合っているかなんて
さっぱりわかりません。当時のドラムの先生に進められたものもありましたが、
結局は、メーカー問わずに色々なものを試していました。
TAMA「YOSHIKI」モデル
スティックに迷走しながらも、高校のころはYOSHIKIフリークだったので、
TAMAのYOSHIKIモデルのスティックを使っていました。
黒色がとにかくカッコ良かったのですが、私は手の汗を結構かくので、
ニスコーティングがよく滑って使いずらかったです。
YOSHIKIスティックにはもう一つ、汗でも滑らない特殊コーティングを
されたものもあるのですが(写真下)、削れてくると非常に汚いスティックへと
変貌してしまう事や、費用も高いという理由で長続きはしませんでした(^^;)
Vic Firth「DAVE WECKL」 モデル
その後は色々とまた試していき、ちょっとJAZZを始めたからという理由で、
チップをとんがりのモノにしてみたりしましたが、「コレだ!」というものはなく・・・。
そんな時にデイヴウェックルを知って、
当然デイヴウェックルのスティックにも興味を持ちます。
デイヴウェックルのスティックは、ヴィックファースのシグネイチャースティック
ということを知り、色々と調べて迷うことなく購入しました。
デイヴウェックルのシグネイチャースティックには、
チップが俵型で胴体が赤茶のものと、チップがたまご型で胴体が黄色のものと
2種類あるのですが私は黄色の方を購入しました。
「重さ、長さ、握り心地、鳴り」など、すごく自分の理想に近く良かったのですが、
一つだけ残念だったのは、ニスコーティングされているために、
手に汗をかくとやっぱり滑るんですよね・・・。
どうも昔からニスコーティングは苦手で、滑って落とす事もしばしば(-_-;)
これでは実践で使っていくのはちょっと不安だなぁ思い、結局悩んだ末に、
デイヴウェックルのシグネイチャースティックはやめました。
しかしやっぱり手にしっくりと来る感じが忘れられず、
何とか近いものが無いかと探し始めます。
Vic Firth「5A」は世界標準スティック
そうしたところ、同じヴィックファースの標準スティックモデル「5A」が
一番近い感覚だったので、取りあえず5Aを使う事にしました。
若干の違いはあるものの、それほど違和感を感じなかった事や、
ニスコーティングされていないスティックなので、汗でも滑る事がなく、
気づくともう10年以上メインで使っております。
スティックを色々と使ってみるのは良い経験になる
このようにスティック選びは、実に難しいです。
憧れのドラマーのを使い続けていくうちに、それが自分の一番良い
スティックになるという事もよくあります。
しかし僕のように汗の悩みなどがあるとすぐには決められません。
また重さや長さ、チップの形状などは、色々と試すからこそ、
知ることができるというのもあるので、色々なスティックを経験するのは
良いのではないかと思っています。
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