ドラムで悩むことと言えば、テクニックもそうなのですが、
チューニングについても結構悩みます。
チューニングは難しいわけではないのですが、ドラムのチューニングは楽器の特性と、
音が抜けるポイントというのがあり、これを知っているか知らないかで
心地よい音作りに影響を与えます。でもこれはある程度、経験をしないと掴めないものです。
という事で本日はスネアのチューニングについてのちょっとした考察です。
スネアドラムのチューニング方法
一般的にドラムはチューニングキーというものを使い、リムについているナットを回して、
締めたり緩めたりしてチューニングをしていきます。
基本的に締めていくと→音色は高くなり、緩めると→音色は低くなります。
私の場合はまず指で、締められるところまで打面も裏面も締めていきます。
その後は対角線上にをちょっとずつチューニングキーを使って均等に締めていき、
両面共にある程度締めたら、今度は底面の方から微調整していきます。
私の場合、底面はわりと張りぎみにします。
ちなみにスネアの底面のヘッド(スネアサイド)は、伸びやすい材質なので、
張りすぎると、いざ緩めた時に延びきったままの状態になるので注意が必要です。
打面側のヘッドチューニング
打面側ですが打面側も少し張りめに調整しています。しかしあまり張りすぎると、
空気が抜けない詰まったような音になるので、やはり張りすぎには注意が必要です。
両面共に一通り終わったら、理想の音に近いかを細かくチェックし、
スナッピースイッチを入れて、底面のスナッピーの両サイドのナットを調整します。
スナッピー両サイドのナットは、締めすぎるとスナッピーの音を拾いすぎて、
叩いていなくてもほかの音で響いてしまいます。ですのでこの部分の微調整も結構大事です。
私のスネア音色はわりと高めで、基本ノーミュートです。
音色を変えたい場合は、打面側で調整していく方がいいと思います。
と以上が私のやり方で、所要時間は10分くらいです。
ちなみに打面ヘッドはコーテッドアンバサダーです。
スネアチューニングのまとめ
スネアによってはナットの数が違う場合もあり、またヘッドの種類によっては、
材質が硬め柔らかめといった事もありますが、基本的なチューニング方法は同じです。
ただヘッドの材質によっては、締めていく感じが変わります。
ちなみにチューニングのコツというのはありませんが、
ナットの数が多いスネアの方が、チューニングはしやすいと思います。
こればかりは、ただひたすら経験して感覚で覚えるしかないです。
チューニングにおいて一番大事なことは、出したい音のイメージを明確にしておく事です。
ここがブレていると、チューニングは決まりません。
好きなドラマーの音が理想な場合は、スネアは何を使っているのか、
ヘッドは何か、スティックは何か、叩き方は?などなど、
色々と研究しておくと、チューニングの参考になります。
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