手の指の動きというのは「物を持つ・作る」「字を書く」など、
人類が進化してきた過程において、とっても重要な運動機能であり、
脳の働きと密接に関係しているといわれています。
ですから指を意識して動かすことで、脳のあらゆる部分が活性化し、
「集中力のアップ」「運動機能や言語、イメージ力の向上」
「感情や情緒、自律神経の働きを整える」などの効果が期待できると言われています。
この指を動かすのに効果的なのが「指回し運動」です。
ギターやピアノをやっている方などは、指の動きの自由度を高めるために
やっていたりするそうです。
指回し運動のやりかた
指回し運動とは、上のイラストのように両手の5本の指を合わせて、
ふっくらとしたドーム状の形に作り、それぞれ対になった親指、人差し指、中指、
薬指、小指を、互いに触れ合わないようにクルクルと回していくだけです。
またこの指回し運動のポイントとして、
ドームの形をキープしながら回すというのが重要です。
至ってシンプルな動作なのですが、ドームの形をキープしながら回すというのは、
やると意外に難しいのです。特に薬指はかなりの難易度です。
初めのうちは、ほぼいう事を聞きません。
回す回数は特に決まってはいませんが、各指20回くらいが目安です。
回す方向は、右手の指を付け根から見て時計方向に回すのが基本で、
慣れたら反対側にも回してみてください。
またどの指もある程度、自由に動くようになったら、
今度は速度アップをしていきます。最終目標は30秒間で100回です。
指回しが上手くいかない場合
指回しでとくに薬指は難関です。回しているうちにドームが崩れてしまいます。
薬指がうまく回せない場合、指の固定が悪いのかもしれません。
薬指の支えとなる両隣の小指と中指を、しっかりと押し合うことで、
支えようとする筋肉が働き、ドームが安定しやすくなります。
すると幾分、薬指も回しやすくなると思います。
初めのうちはとにかく、薬指を回すだけでも大変です。
変に難しく考えずにリラックスして行いましょう♪
指回しはお金のかからない遊び感覚の脳トレ
指回し運動は、お金もかからないし場所も選びません。
変に、指回しの時間を作らなきゃとか、根詰める必要もありません。
自分のリラックスタイムや集中力が切れた時の、ちょっとした遊び感覚で
やるくらいの軽い気持ちでやってみたらよいと思います。
「集中力アップ」「イライラがなくなる」「ストレス解消」
「肩こりや目の疲れがやわらぐ」「心身の調子を整える」など、
様々な効果が期待できるらしいのでおススメです。
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