ツーバスやツインペダルでドコドコドコ~っと、
演奏をするほとんどの場合において、
RLまたはLRのシングルで行うと思います。
このシングル踏みでドコドコをやりながら、手を加えるのは簡単なのですが、
通常のシングルではなくダブル(RRLL、LLRR)や、パラディドル(RLRR、LRLL等)を、
足の奏法に用いてやっている変態ドラマーさんが世界にはいます。
その世界クラスのドラマーさんのお一人が、
「ヴァージル・ドナティ(Virgil Donati)」さんです。
ということで「ヴァージル・ドナティ(Virgil Donati)」を
ちょびっと考察します。
ヴァージル・ドナティ(Virgil Donati)
ヴァージル・ドナティは1958年、オーストラリアのメルボルンにて生まれ。
主にハードメタル系のテクニシャンドラマーであり、超絶的なツーバスを始め、
なぜかレギュラーグリップで叩くというスタイルです。
ヴァージル・ドナティのツーバスは、ただ速いから「すごい!」とかではなく、
あえて足で「ダブル」や「パラディドル」といった事をやり、
そしてそれがまた速いのです。
この足でダブルやパラディドルをやるというのは、
簡単そうですがかなり難しいのです。
そしてこの足技をやりながら平気な顔で手も
自由自在に動かしていきます。
またレギュラーグリップも決して、弱々しくまた軽い音でもありません。
これでもかというくらい芯のある音を出します。
その辺のマッチドグリッパーよりも、パワーのある音を出します。
足でダブルやパラディドルをやる必要はあるのか
足でのダブルやパラディドルといった技術が、はたして必要なのかというと・・・。
それぞれの価値観の違いもあり、非常に判断が難しい所ではありますが、
出来たら間違いなく、「変態ドラマー」の称号は貰えると思います・・・(^^;)
真面目に考えると、4ウェイが強化されるのは間違いありません。
足ダブル・足パラディドルの練習法
足ダブル・足パラディドルの練習はどうやったらいいのか。
何も深く考える必要はありません。
そのまんま足でダブル、足でパラディドルをやればいいのです。
基本はまずゆっくりのテンポからです。
そして利き足スタートが慣れてきたら、今度は足順を変えてやっていく。
この繰り返しをどんどんスピードアップしていけばいいのです。
簡単ですね。練習の理屈は・・・。
実際これをやるとかなり難しいことが分かります。
特にパラディドルは本当に難しいです。
ダブルはコツがつかめれば、何となく慣れていきます。
おそらく足だけならすぐに出来る人はたくさんいると思います。
でもこれに手を加えていくとなると大変なわけです。
ちょっとしたテクニックとして応用してみる
非常に難しいテクニックですが、ちょっとしたソロのフレーズとして考えれば、
曲中の1小節くらいは入れれるかもしれませんね(^^;)
またツーバスやツインペダルだけじゃなく、バスドラとハイハットの
組み合わせで行う事で、新たなリズムが作れたりもします。
そう思うと出来ないよりは出来たほうが、
ドラムの世界が広がって良いかもしれません。
ちなみにヴァージルドナティ(Virgil Donati)さんは、
この奏法をふんだんに取り入れており、
見ていると「人間ってここまでできるんだぁ」と唖然というか感動します・・・。
現在、世界最高峰の足技キングです♪
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