ドラムの神様とまで称されるスティーブ・ガッド(Steve Gadd)に、
影響を受けたドラマーは少なくありません。
かのデイブ・ウェックルやヴィニー・カリウタなども、
スティーブ・ガットの事はとても敬愛しています。
またドラマーだけじゃなく様々なアーティストからも、
絶大の尊敬と信頼を集めています。
テクニックもさることながらタイム感、音質など、
どれをとっても素晴らしいのです。
そんなスティーブガッドも最近のドラムでは、
「シンプルイズベスト」となり初めてスティーブガッドを見る人は、
どこがすごいのかよく分からない
という人も多いのではないでしょうか?
このシンプルというのをそつなくこなすのが、
実は非常に難しくて一番すごい事なのですが・・・・。
スティーブ・ガッドには、数々の名演奏や武勇伝があるのですが、
私はその中でも「Crazy Army(クレイジー・アーミー)」が一番好きです。
クレイジー・アーミーとは、元々マーチングドラムの練習曲なのですが、
スティーブ・ガッドがそれをドラムソロで始めたんです。
★こちらがマーチングバージョン♪
★こちらがスティーブガッドバージョン♪
このクレイジー・アーミーを何回かやった後に、
ハットとスネアを絡めたソロやお馴染みのタム回し、
そしてカウベルを使った「モザンビーク」でのソロなどに発展していくのですが、
これがまた非常にカッコよいのです。
スティーブ・ガッドは、ルーディメンツを多用した技をたくさん持っているのですが、
このマーチングからラテンソロに発展していくのが王道パターンです。
この「クレイジー・アーミー」はカッコいいので猛烈に練習しました。
そして叩けるようにはなったのですが、ガッドのようなノリが出せません。
やはり難しいですね、色んな意味で。
コメント