「レントゲンはどうして骨が写るのか」について、
意外と知っているようで知らないと思うので
ちょっと考察します。
レントゲンの写る仕組み
普通の写真は目に見える光(可視光線)の中で撮りますが、
レントゲンではエックス線という光(電磁波)を体に浴びせて撮影します。
このエックス線はいわゆる放射線であり、たくさんの量を体が浴びると、
細胞を傷つけてしまうなどの害になってしまいます。
ですのでレントゲンを撮る時は、一瞬で終わるようになっているんです。
また撮る時に「動かないでください」と言われるのも、
身体の負担にならないよう一回で終わらせるというのもありますが、
動かしたことで関係のない細胞を傷つけ無い為でもあります。
このエックス線は皮膚や筋肉を通り抜けることが出来ますが、
骨は通り抜けできないという性質があります。
レントゲンではこの性質を利用して使われています。
レントゲンに使われるフィルム
レントゲンに使用されているフィルムは、光が通り抜けた部分は
黒くなるようになっており、光が通らない骨の部分は白くなって映るんです。
また放射線の量を調節する事で、
撮影範囲(骨だけとか内臓も入れるとか)も変わるようです。
レントゲンはどうやって生まれたの?
エックス線は物理学者のヴィルヘルム=レントゲンという人が発見したことで、
「レントゲン」という名になりましたが、実験に使っていた装置から、
目に見えない光のようなものを偶然発見したようです。
この偶然発見した光のようなものに「まだよく分からない光線」という意味で、
エックス(X)線と名前を付けたそうです。
安易なネーミングですね(笑)
しかし今私たちが使っている物は、
こういう偶然などから生まれてきたものばかりです。
当時この未知の状態から医療に役立てる事になったおかげで、
今の私たちの生活があるわけですから当時の人達は偉大ですな(-ω-)/
でも放射線ですからあまり浴び過ぎないように注意しましょう。
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