古くから「謙遜」は、日本人にとって美徳とされています。
謙遜とは相手よりも「自分の能力・価値などを低く評価」することであったり、
または控えめに振る舞うという意味があります。
相手に対して横柄な態度を取るよりも控えめな態度でいる方が、
相手の気分を損なう事も少なく、その後の関係も築きやすいメリットがあります。
しかし「謙遜」の使い方を誤ると、とんでもない誤解を生むこともあります。
「謙遜」と「自信が無い自分」を同じように考えて、
使っている人がいますが、この二つは意味が全く違います。
謙遜とは基本的に出来る人が相手を立てる時や、
「自分は自惚れてはいないよ、まだまだ勉強中ですよ」と
相手に分かってもらうために使ったりします。
自分に自信がないから謙遜するという風にはなりません。
自信がないのは謙遜ではないんです。
まずここを理解しておくことが大事です。
またあまりに謙遜しすぎていると、
「この人は自信が無い人なのか?」と誤解を受け、
逆に相手の信頼を失ってしまう事もあります。
さらにもし家を建てる時に工事の人が
「上手く作れるか分かりませんがよろしくお願いします」 と
言われたらどう思いますか。
とてもじゃないけどお任せは出来ませんよね。
このように仕事として引き受ける場合は、特に気を付けなければいけません。
下手をすると、その後の仕事に差し支える事もあるので注意が必要です。
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