ハッカはペパーミントとも呼ばれるハーブの一つなのですが、
嗅ぐとなぜスースーするのでしょうか?
「そんなもん、メントール成分が入っているからだ」と言ってしまえば、
それで終わってしまいますが(笑)
でもメントールというのは、なぜひんやりと感じ、
スースーするのか気になりませんか?
取りあえず、個人的に気になったので調べて見ました(笑)
メントールって何?
メントールとはハッカ油の主成分であり、揮発性の高い結晶体です。
主にハッカ油から摘出されるのですが、最近では合成で作られるのも多いんだとか。
なぜ冷たく感じるのか?
湿布薬などには必ずメントールが入っていますけど、貼ると冷たく感じますよね。
この冷たさが「シップが効いている」と思っちゃうわけですが、
実はメントール自体が冷たいわけではないんです。
皮膚の表面にある冷たさを感じる細胞「TRPM8」というのが、
メントールによって活性化されることによって「冷たい」と感じるんです。
そして「冷たい=スースーする」というわけです。
つまり脳がメントールによって勘違いをしているワケなんですね。
またメントールの独特の香りも、相乗効果をあげているんだとか。
ちなみにメントールの冷たいと感じるのと、
水分が蒸発する事でスースー感じるものは別物です。
水分の蒸発でスースーするのは気化熱によるものです。
またメントールと逆の働きをするのが、トウガラシの成分「カプサイシン」です。
これも脳が勘違いして「熱い」「暑い」と思ってしまうわけですね。
メントールって医学的な効果あるの?
メントールってただスースーするだけで、効果はあるのかって事なんですけど、
抗炎症、抗菌、血行促進、血管拡張などの効果があります。
取りあえずメントールによって「冷たい」と、
騙されてしまうので体感温度は下がります。
ですので、痛いところというのは熱を持っているので、
温度を下げて炎症を抑える効果が発揮されます。
代表的なのは湿布ですね。
もっとも湿布は、メントール以外の成分も入っていますから、
ただの騙し冷やしでは治療に限界があるのでしょう(笑)
またスースー効果が素晴らしく発揮されるのは、鼻づまりの解消です。
血行促進と血管拡張の効果が、鼻づまりを緩和させているんですね。
なので我が家では「ベポラップ」が重宝しています。
これはフタを開けただけで、鼻の開通が良くなりますから(笑)
ただちょっとベタベタするのは、改善してほしいです(^^;)
その他メントールの治療効果以外では、清涼感があるとか香料とかが挙げられます。
さて、メントールについて大雑把に調べて見ましたが、
メントール効果が、単純な脳の勘違いによるものだったなんて驚きです。
まぁでも、あのスースーが不快を改善してくれるわけですから、
脳が騙されるのも悪くないなと思います(笑)
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