自分が集中したいのに集中できない時、
子供を集中させたいのに集中してくれない時って
誰にでもあります。
そんな時、私は無理して集中しよう、させようと
思わなくてもいいんじゃないかと思います。
人間って感情がある生き物ですから、疲れていたり不安や悩みがあったりしたら、
無理に集中しようと思っても、それらが邪魔をしてできません。
「集中しなきゃいけない」と思っている時点で出来ませんし、
そう思えば思うほど、ドツボにハマります。
また「集中しろ」って言われたくらいで、集中できるもんなら
みんな「集中力」で悩んだりしないはずです。
「好きな事なら集中できる」なんていいますけど、
たとえ好きな事であっても、その時の体調や気持ちの状態によって
集中できないことも多々あります。
一日の中で集中できる時間は人それぞれです。
連続して集中できる強者もいれば、細切れに集中力を発揮する人もいるし、
午前中に集中パワーを使ってしまったから、午後は集中できないという人もいるわけです。
大人も子供も、一日の中で様々な出来事があるから、
当然、悩みを抱えたり疲れたりします。
心身が疲れれば、当然集中する力も弱まります。
大人はある程度、自分にムチを打って奮い立たせることもできますが、
子供はなかなかそれができません。
「集中する」っていう大人でも難しい事を、子供に伝える事は良くても、
強制させたり、できないからと言って怒るのは違うと思います。
無理に集中させようと思っても上手くいきませんし、
やっている事も身に付かないばかりか、イヤになってしまうでしょう。
だから無理に集中させようとしなくて、いいんじゃないかなと思います。
無理にやったって良いことなんてありませんから。
一応、私も親をやっていますので(笑)、子供の様子を見ていると、
「今日は集中力が散漫なんだな」「今日はあまりやりたくないんだな」等がわかります。
別の事に意識がある場合は、目の前のことに集中するのも困難です。
そういう時はこちらで、多少は押してみたり引いてみたりもしますが、
基本は子供のペースに合わせます。「甘い」と思われるかもしれませんが、
その方が後々、子供が上手くいくからです。
集中するという事はとても大事です。
集中力は身に付けることができますが、
でもすぐに身に付くものではありません。
たとえ身に付いても、集中出来ない時は出来ないんです。
集中し始めるのは、ちょっとしたキッカケだと思います。
でもそのキッカケって人によって違うし、
探そうと思って見つかるものでもありません。
もし状況的に本当に集中しなきゃいけない場面になったら、
大人も子供も集中しようと、ちゃんと潜在意識が働いてくれます。
集中できない時があったっていいんじゃないかな。
それじゃダメですかね。
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