曲中にあるドラムソロをどのように捉えていますか。
「曲に合ったソロ」をやりますか。
それとも「行き当たりばったり」でしょうか。
それによって曲の雰囲気や聴き手側の印象が大きく左右します。
ドラムソロに決まりはないけれど
ドラムソロは「こうしなさい」というような決まりはありません。
基本的には自由にやればいいわけです。
ですからドラムソロに入った瞬間、何かのスイッチが入ったかのように、
これでもかというくらい激しくやる人もいます。
また曲延々といつまでも長いソロをやる人もいます。
それはそれで有りなのかもしれませんが、
曲そのものを壊してしまうようなソロだったり、
場の空気をシラケさせるようなソロはどうなのかなと思ったりします。
ドラムソロで自分のテクニックを大いに見せつけたいのであれば、
自身が主催のドラムセミナーを開けばよいのです。
主役は曲であってソロじゃない
曲中のソロは主役ではありません。
あくまでも曲が主役です。
ですからその曲に合った構成のソロの方が、
すっきりと完結しやすく曲が映えます。
曲は一つのストーリーなわけですから、
それを壊してしまうようなソロだと、ただの「独りよがり」
「目立ちたがり屋」と思われてしまいます。
しかしソロの長さによってだったり、
次の展開がそれまでと全く変わるものだったら、
変化をつける為に、ちょっと変わったソロもアリだと思います。
テーマに沿ったソロ
ジャズの4バースの場合は掛け合いですので、
その時々で変わります。
テーマ分のソロなどの時には
テーマっぽく聴こえるソロをやる人もいます。
ドラムはギターやベースとは違ってコードといのが無いので、
テーマに沿ったソロをやる場合、メロディのリズムを
ドラムセットで表現する事になります。
これをいかに「あ~!」と分かってもらえるかがポイントです。
ちなみにジャズドラマーのマックスローチは、
テーマソロが非常に上手です。
音楽的表現が豊かなソロを目指す
ドラムソロをやる場合、これといった気まりはありませんが、
ただ闇雲にやればよいというわけでも「何小節やればいい」というわけでなく、
曲の事を考えているソロであったり「次に橋渡しを出来るようなソロ」であるほうが、
「音楽的表現が上手だな」と思われると思います。
その為にも日々の練習はもちろんですが、
上手い人のソロをよく研究したり色々な曲を聴いていく事です。
上手い人は何をやっても許される
上手い人はある程度、何をやっても許されます。
それだけ聴いていても飽きの来ない、
聴いている側の興味をそそるような事をしているからです。
下手だと聴いていられないわけです。
聴いている方が虚しくなってくるのです。
ここは重要なポイントです。
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