ドラムのスティックコントロールはとても重要です。
このスティックコントロールを自由自在にこなすには、
手首、腕、指の使い方がポイントとなってきます。
本日はシンバルレガートをテーマに、指先のコントロールを考察します。
シンバルレガートは指先が大事
ジャズドラムが全般的に下手でも、
取りあえずシンバルレガートが上手ければ大丈夫です。
それだけのジャズの中では重要なモノです。
シンバルレガートを演奏する時「腕・手首・指」のいずれも使うのですが、
最終的な細かいフォローをするのが指先となります。
指先のコントロールができていないと、
テンポに関係なくゴツゴツと固い音がします。
逆にコントロールができている人は、
速度に関係なく繊細且つ柔らかい音をだします。
つまり指先のコントロールが高ければ高いほど、
より洗練された音を出す事ができるようになるのです。
この指先のコントロールのポイントは親指と人差し指の筋力です。
シンバルレガートはスティックを親指と人差し指で、
がっちりとつまんでいるわけではありません。
落ちない程度の力加減でスティックをつまみ、
残りの指達も使いながらシンバルからのリバウンドを利用しています。
この動作を維持する為には、
親指と人差し指の絶妙な力加減が必要となります。
これはただ握力をつければ良いというわけではないのです。
指力のバランスを身に付ける方法
指力バランスを身につける最も手軽な方法は、
親指と人差し指でスティックを挟んで、
空中でプラプラとさせていることです。
プラプラさせていると落ちないようにと、
親指と人差し指に力が入っていきますが、
この時に上手く力を抜きながらプラプラさせます。
最初のうちは力の抜き方が難しいのですが、
暇な時にでもプラプラとやっていれば、
次第に力の抜き方が上手になっていきます。
ただやり過ぎると親指の腹当たりの筋肉が痛くなってきます。
また腱鞘炎になる事もあるので無理は禁物です。
もう一つはスティックを親指と人差し指で挟んだら、
親指の第一関節のみで「ウニウニ・・・」と動かしましょう。
これは第一関節の動きを柔らかくするための動きです。
レガートの音が硬い人は力が入り過ぎているか、
親指の第一関節の動きが硬い人です。
ですので普段から関節の動きを、
柔らかく動くようにしておきましょう。
この二つを暇な時にでもやっておけば、
知らぬ間に絶妙な指力を手に入れる事ができるはずです。
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