ツーバス(ツインペダル)の練習を行う場合には、
取りあえず両足で「ドコドコ踏む練習」というイメージですが、
最初からその方法では、途中で必ず壁にぶつかります。
両足ドコドコは一見簡単そうですが、利き足は指令通りに動かす事ができても、
連続した動作を普段からしていなければ、長くは続けられません。
また利き足ではない方は、当然利き足よりもコントロールの性能が落ちるので、
最初はドコドコと出来ていても次第に、利き足じゃない方が遅れてバラけていきます。
ツーバス(ツインペダル)の練習は片足ずつから行う
両足のバランスが悪い状態でのツーバス(ツインペダル)は、「速度も出せない」
「リズムはバラつく」「音ムラが酷い」と非常に格好悪く、良いことは一つもありません。
ツーバス(ツインペダル)でキレイな連打を目指すのであれば、
両足共に、音量も速度も同じようにコントロールできなければいけません。
その為には左右同じように、ペダルを踏める(足を動かせる)ようにする必要があるのです。
ステップ1「片足ずつでの練習」
まずは片足ずつ、コントロールを身に付けていく練習です。
★練習の目安となるテンポ ♩=80~150
①RRRR~ ②LLLL~
初めはクリックには合わせず右足、左足どちらからでも構わないので、
「4分音符→8分音符→3連符→8分音符→4分音符」といった順で繰り返していきます。
慣れてきたらクリックに合わせながら、徐々にテンポアップしていきましょう。
ステップ2「片足ずつのバスドラ連打に手を入れていく」
次は片足ずつのバスドラ連打に、手のリズムを加えていきます。
★練習の目安となるテンポ ♩=100~150
・足 / RRRR~ 手 / シングル、ダブル、パラディドル(Rスタート、Lスタート)
・足 / LLLL~ 手 / シングル、ダブル、パラディドル(Rスタート、Lスタート)
初めはスネアだけで行っていき、慣れてきたらタムやフロアに移動したりしていきます。
※リピートマークがついているので、6連符が終わったら最初に戻りますが、
そのままUターンして16分、3連・・・と戻っていくパターンも良いです。
片足ずつの精度を磨いていきましょう
今回は片足ずつに焦点をおいた基礎練習をご紹介しました。
「4分音符、8分音符、3連符」のシンプルな3パターンですが、
今後両足でドコドコと練習していく際の、基礎的な動きとなります。
ステップ1は非常に地味な練習ですが、足だけに集中出来る練習ですので、
じっくりと時間をかけて行うと良いと思います。
特に利き足ではない方は、3連符と8分音符の切り替えがスムーズに出来るように、
様々なテンポで何度も繰り返して、コントロール性能を磨いていきましょう。
ステップ2では、片足連打をやりながら手を入れていくパターンですが、
これも簡単そうですが、やると意外とリズムがヨレたりします。
手も足もヨレることなく、しっかりと拍を感じながら練習していくと効果が高まります。
今回は「基礎練習1」いわゆる初級編ですので、また続きます♪
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