メトロノームを使っての練習目的は、
「安定したテンポキープが出来るようになること」や
「リズムを正確に叩いていくため」であったりすると思います。
でもメトロノームの使い方を誤ると目的とは真逆の方向へと進んでしまいます。
メトロノームを使っての練習時、メトロノームの音、LEDや振り子の動きなどに
自分の叩くタイミングを合わせにいこうとしていたら、それは間違いです。
メトロノームの使い方の基本は、あくまでも「ガイド」的な役割として使います。
ですかクリックをイヤホン等で聞く事や、クリックに合わせて光るLEDを見ながらやる、
振り子型を見ながらやるというような行為は、全てクリックに合わせにいくという
意識が強まるだけなので、練習活用としてはおススメしません。
メトロノームに合わせていこうとすること自体が、
タイムキープや正確に叩くという本来の目的から離れてしまいます。
クリック練習はクリックに合わせる事が目的ではなく、
あくまでも自分のテンポ感等が、安定しているかどうかを
確認していく為のアイテムです。
メトロノームによっては、8分音符や16分音符などの
補助音を出す機能がついていますが、
それらはハッキリ言って必要がありません。
便利なのかもしれませんが結局、
クリックに合わせに行くという意識が強まってしまいますし、
自分自身の4分音符の間隔or感覚が掴めなくなります。
機械の間隔ではなく自分の間隔or感覚で、
4分音符の中に8分音符や16分音符などを
入れていく練習をするのが大切です。
ですから基本は4分音符のみで練習をしていきましょう。
メトロノームの練習では、叩いているとクリック音が
聞こえなくなるというのが理想です。
クリックに合わせるのではなく、「クリックがこっちに合わせろよ!」
くらいの気持ちやるほうが、気楽にできて良いですよ♪
ちなみ変拍子の練習や裏拍の練習など、
4分音符さえ鳴っていれば問題なく練習できます。
だから高機能のメトロノームなんて必要ないです。
敢えて重視するなら、テンポアップとダウンの幅が大きい方が良いかも・・・。
コメント