以前もハーフタイムシャッフルについて、ほんの少し書きましたが、
今回はもう少し詳しく?書いてみたいと思います。
ハーフタイムシャッフルってなに?
「ハーフタイムシャッフル」というのは、
シャッフルのリズムパターンの一つなのですが、
一躍有名になったのはTOTO の「 Rosanna」という曲です。
ジェフポーカロが「Rosanna」にハーフタイムシャッフルを取り入れたことで、
ハーフタイムシャッフルというのは一気に知名度が上がりました。
ハーフタイムとは、それまでの半分のテンポによる演奏を指示する用語で、
曲のノリも速度感も半分なります。
ハーフタイムシャッフルをもう少し詳しく
さてでは、ハーフタイムシャッフルというのは、
どんなリズムなのかというと、まずは下の画像を見てください。
手書きで非常に汚いのですが・・・・
まずこれがいわゆる普通のシャッフルパターンです。
そして次が、ハーフタイムシャッフルの原型パターンです。
ハーフタイムなので、スネアの位置が2拍目から3拍目にずれ、
この1小節パターンをもう一度繰り返し2小節で一つの塊となります。
ん~ちょっとわかりにくいですかね(-_-;)
テンポは90なんだけど、リズムは45で動いているみたいな・・・
余計わかりずらいですね(笑)
そして次が「ロザーナ」のハーフタイムシャッフルです。
この譜面は、もう1小節分足りないわけですが・・・・
()の音符はスネアのゴーストです。
ハイハットの「チッキチッキ~」の間に、
ゴースト(極々弱い音)を入れてシャッフルの間を埋めます。
このようにすることでリズムに「うねり」を作る事が出来ます。
ハーフタイムシャッフルが難しいと言われる理由
ハーフタイムシャッフルのリズムパターンの何が難しいかというと、
ハットもゴーストノートも、とにかく美しく聴こえなければいけません。
ハイハットの「チッキチッキ」がはっきり聞こえると、
いっきに田舎クサいRosannaとなってしまうのです。
またゴーストノートがデカいと、お下品になってしまいます。
美しく聞こえるようにするには、ハイハットのチッキチッキの「チ」と、
バスドラとゴーストノートではないスネアの音がハッキリと聞こえて、
それ以外は、ほんのかすかに耳に入ってくるのが理想です。
「じゃぁ、それだけ叩けばいいじゃん」と思うかもしれませんが、
それでは「ノリ」が出せないわけです。決して跳ねた8ビートではないからです。
テンポが上がると更に難しくなる
このパターン、ゆっくりでは特に難しくはありません。
しかし段々テンポが上がるにつれて難易度も上がります。
ロザーナは90前後くらいのテンポだと思いますが、
このテンポでハーフをやるという事は、
実質6連をひたすら強弱つけてやるのと同じなわけです。
ただやるのは簡単ですが問題は強弱です。
よほどスティックコントロールができていないと、
美しくは聴こえてきません。
という事で実際に見て聴いてください。
・ジェフポーカロバージョン
・サイモンフィリップスバージョン
どちらもとっても美しく聴こえますね♪
ぜひこのように聴こえるように、トライしていきましょう。
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