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デイヴウェックル(Dave Weckl)を考察

ドラム付録

 

デイヴウェックル(Dave Weckl)は、

ジャズ・フュージョン系のドラマーで、

私のもっとも尊敬するドラマーです。

本日はデイヴウェックルについて少し考察します。

 

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デイヴウェックル(Dave Weckl)

デイヴウェックル(Dave Weckl)は、

1960年生まれのアメリカ人ジャズドラマーです。

ジャズドラマーといっても、こてこての「どジャズ」ではなく、

いわゆるフュージョン系のドラマーです。

 

音楽好きな両親の影響もあり8歳ごろよりドラムを始め、

メキメキと頭角を現していきます。

1980年代の前半、ポールサイモンのバックを務めるなどし、

スタジオワークで活躍します。

 

その後ジャズピアニストのミッシェルカミロ、

チックコリア等と仕事をしていく中で、

一気にトップドラマーの仲間入りを果たしました。

 

またソンゴのリズムを洗練したスタイルにして、

世に生み出した第一人者です。

私も、デイヴウェックルのドラムで初めてソンゴというリズムを知り、

そのカッコよさから一気に魅了されていきました。

 

機械的なドラムと揶揄されていた

当時は「機械のようなドラム」といわれるほど正確無比なドラミングで、

1980年代のチックコリアエレクトリックバンドでは、

シーケンサーやエレクトロニックドラムも組み合わせたドラムスタイルでした。

 

あまりの正確さに「人間的じゃない」「テクニックに走り過ぎている」など、

賛否両論の多かったドラマーでもあります。

 

デイヴウェックル(Dave Weckl)の改革

しかしデイヴウェックルは、2000年頃を境に自身を大幅に改革します。

モーラー奏法を取り入れる事でドラミングの正確さはそのままに、

今までの機械的なドラミングから、

自由で感覚的なドラミングに変化していきました。

 

また音色を明るく豊かに響かせるようなスタイルにも変わりました。

新旧のデイヴウェックルで比較してみると、明らかな変化が分かります。

 

デイヴウェックルはヴィニーカリウタとよく比較される

デイヴウェックルと同じ世代には、ヴィニー・カリウタ、スティーブ・スミス、

デニス・チェンバース、オラシオ・エルネグロ・エルナンデスといった、

超S級のドラマーさんがたくさんいます。

その中でもヴィニー・カリウタとは、よく比較されていました。

 

比較され始めたのは、バディリッチメモリアルのイベントでのことです。

この時スティーブ・ガッド、デイヴ・ウェックル、ヴィニー・カリウタで、

ドラムソロのバトルを始めていきます。

 

このドラムソロバトルで、デイヴ・ウェックルはヴィニー・カリウタに

誰が見ても分かるほどのテクニックの違いで完膚なきまでにやられました。

 

 

ヴィニーカリウタは正確さと卓越したテクニックが自慢のデイヴウェックルを、

さらに超える圧倒的なドラムテクニックを持っています。

特にリズムの捉え方に対する感覚が普通にはない気がします。

 

またデイヴウェックルは、小奇麗すぎるようなドラムのイメージがありますが、

ヴィニーカリウタは正確さの中に野獣のような一面があります。

その野獣のような男らしいドラミングに、多くの人が引き込まれていき、

デイヴウェックルよりも人気が高まっていきました。

 

ちなみにヴィニーカリウタは、このバディリッチメモリアルの後、

チックコリアやマイクスターンなどとも仕事をするようになります。

一方デイヴウェックルはこの後、自身を変革する時期に入ります。

 

進化し続けるデイヴウェックル(DAVE WECKL)

進化したデイヴウェックルは、テクニック的にも音楽的にも、

とても表現が豊かになりましたが幅広いジャンルをやっているわけではありません。

逆にヴィニーカリウタはとても幅広いジャンルをやっています。

 

今でも度々比較され続ける2人ですが、それだけどちらも似ている部分があり、

魅了される部分があるからなのではと思います。

 

デイヴウェックルは、私がジャズやフュージョンに

興味を持ったキッカケの人でもあるので、

思い入れも強く今でもずっと憧れの人です。

 

・(旧)デイヴウェックル

 

・(新)デイヴウェックル

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