ドラムのテクニックは、実にたくさんのものがあります。
ただその全ては基礎から成り立っているものであり、
基礎をしっかりとやれば、おのずとできるようになる・・・。
というわけでもありません(笑)
同じ基礎をやっていても、個人のセンスや能力などによっては、
「できる・できない」や、差が開いてしまうという事は当たり前のようにあります。
私も今、それを強く実感しております。
今、私がもっぱら習得しようとしているスキルが「One Handed Roll」です。
10年以上前にも挑戦していた事があるのですが、途中で挫折していました。
しかし時を経て、再び燃え上がるような気持ちになったので(笑)
現在、練習ちうです♪
いわゆる片手で行うロールなのですが、オルタネートで行うバズロールや
ダブルストロークロールといった感じとはまた違います。
片手ロールには、マッチドグリップとレギュラーグリップの2種類があります。
マッチドグリップでの片手ロール
これはマッチドグリップでの片手ロールの奏法です。
1打目と2打目の間に、スネアのリムにスティックを乗っけて
手首は使わずに指だけのコントロールで連打していきます。
スティックは強く握らず、優しくつまむようなイメージで、
リバウンドを上手く利用していきます。
またリムにスティックを当てる事で「てこの原理」が使われ、
よりスティックを動かしやすくなります。
速く動かそうとしたり、指先だけでコントロールしようとすると、
慣れないうちはどうしても、指先や手首に力が入りがちとなりますが、
力が入ると上手くいかないので、常に脱力した状態を心がけます。
上の動画ではスティックをリムに当てての方法ですが、
リムに当てないで、打面のみで片手ロールをするのもあります。
こちらは指先のみのコントロールとなるので、かなりの鍛錬が必要となります。
レギュラーグリップでの片手ロール
レギュラーグリップでは、マッチドグリップと違ってスネアのリムは使いません。
こちらは、かなりの鍛錬が必要となります。
まず第一段階として、スティックを親指の付け根で挟んだ状態での動きです。
この動きでは2打目の時に手首をかえして、スティックをすくうような動作となっています。
そして第二段階としては、人差し指の使い方です。
人差し指のみでスティックをドリブルしているような動作となっています。
これらが合わさって、動画のような動きが可能となるわけですが、
実際にやってみると思うよりも簡単ではありません。
動画では簡単そうにやっていますが、bpm140、160は驚異の速度です(-_-;)
動作を覚えても、速度を上げていくのは至難の業です・・・。
JoJo Mayerの「Push-Pull」
ちなみにもう一つ。
JoJo Mayer(ジョジョ・メイヤー)というドラマーがやっている
有名な「Push-Pull」の動画です。
ジョジョメイヤーも先ほどの上の動画と同じ原理の事を言っているのですが、
ただあまりにも「プッシュ、プル、プッシュ、プル」と、
とても簡単そうに言うためそこの印象が強く残りやすく、
そこにだけに意識がいってしまうと上手くできません。
ちなみにマッチドグリップの場合も、「プッシュ、プル」だそうです。
以前の私も「プッシュ、プル」だけに意識がいっており、
途中で「できねーよ!」となってしまったわけです。
ただ最近、色々と研究した結果、「プッシュ、プル」の動きというよりも、
親指の付け根と人差し指の動かし方が、ポイントのような気がします。
実際やっていると、「プッシュ、プル」をしない方が速く動いている気が・・・。
片手ロールは別にできなくても、なんの不都合もありません。
じゃぁなんの為にマスターしようとしているのかというと、
単に「速さ」っていう事への憧れです♪
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